治らないと思っていた喘息を、自分で治せた！

～気管支喘息～

 K.Tさん（男性　34歳　大手電機メーカー営業職　栃木県宇都宮市）

喘息がこんなに早く治せる方法があったのか、と驚いています。4年間苦しんだ気管支喘息を3ヶ月で克服できました。しかも、自力で、家庭内での方法です。以前はアルコール類をのむとゼイゼイ発作を起こし苦しんだのですが、今は起こさなくなりました。好きなビールも飲め、楽しく毎日が過ごせるようなりました。他の方も喘息を自力で治す方法を知ってよくなるといいですね。

K.Tさんは、風邪をこじらせ気管支喘息になり、病院の薬でも症状は進行し、咳と痰が毎日のように出て、発作が起きると一晩中眠れないという状態だったそうです。
川島町のお義母さんに当院を強く薦められ、奥さんと一緒に訪ねて来られました。

喘息や鼻炎の人に共通なのは、喉や気管支の働きを調節している胸椎2番が狂っていることです。
この部分の機能が落ちると、乾いた空気が入ってきたとき、適当に湿り気を与える働きや、ばい菌や埃を吸着して外に出す働きが出来なくなる為、ばい菌が巣くいやすく、病気へ進行してしまうのです。K.Tさんの胸椎2番も、ズレて狂い、冷たく固くなっていました。

しかし「宇都宮に住んでいるので、定期的な通院が出来ない」というK.Tさんの相談に、私は、K.Tさんの奥さんに、胸椎と口内への指圧法をお教えすることにしました。
喉の奥に張り付いているばい菌の痰（うがいでは出てこない）が飛び出してくるというものです。実は、私もこれのおかげで、この30年間風邪を引いたことがありません。
奥さんにお教えしながら押しているうちに、K.Tさんは静かに肩を上下させて呼吸をするようになり、「楽になりました」と帰宅されました。

しかし1年後、「この人は死ぬのではないか」と奥さんが心配するほど、強烈な発作と発熱がK.Tさんを襲ったのです。「いったいどうして？」と驚き、尋ねますと「早朝出勤して深夜の帰宅で、指圧する暇がなく．．．」との言葉でした。
まずは、なにより大元の骨盤を正し、腰椎、胸椎、頚椎の各骨格を調整しますと、K.Tさんの全身から、それまでの緊張が取れホッとした状態となりました。

そこで私はK.Tさんに、一人で出来る、T字枕(※)を使った治療法を伝授することにしました。その場でやってもらうと２・３分の後に呼吸の改善が見られました。「口の中も自分で押すと、いっそう早く治りますよ」と言い添えると、「教わった通りにやります」と、来た時とは別人の明るさで、玄関を出て行かれました。

数ヵ月後、K.Tさんから「あれから10日ほどで楽になり、約1ヶ月で薬を飲まなくなりました。」と喘息快癒の報せがありました。当初5ヶ月間は、毎日10分T字枕を当て、その後は徐々に減らし、今は風邪や疲れで咳が出そうな時のみ使用しているそうです。現在は鼻水、痰もかなり少なくなり、快適な日常を過ごされています。

※　T字枕
人それぞれの体格、硬さ等により、適圧の加減がある為、実際の使用に当たっては当院の指導を受けてからにしてください。諸種の事情で人に背中を押してもらうことができない方向けの治療法です。