逆子妊娠も1回の骨盤調整で正常に

～逆子～

T.Tさん　（女性　29歳　主婦　埼玉県朝霞市）

T.Tさんは妊娠9ヶ月の検診で、医師から「お腹の赤ちゃんは逆子で、次の検診までに直っていなければ帝王切開」と告げられました。
T.Tさんのお母さんはかねてより当院へ股関節の治療に通院していましたが、私が妊婦さんの治療をするのを何回か見たことがあり、
「先生のところで逆子が直るのでしたら連れて来たいのですが？」とのご相談でした。「大丈夫ですよ。安心してお連れください。骨盤調整をすると、逆子は直りますし、母体も健全に過ごせます。安産で出産できるでしょう。何より生まれたお子さんも病気がちにならず元気になるでしょう。」とお答えしました。

思っていた通り、T.Tさんは骨盤が右上方へ変位し、それに続く脊桂もS字状変位がありました。早速骨盤調整を施術し、歪みを正しました。
当院では、妊娠した方へのお祝いの気持ちで『妊娠巻用のバラコンバンド』を差し上げています。それは治療師として、「元気な赤ちゃんを産んで欲しい」という願いと、昔と比べると、随分少子化になってしまった世の中に、私なりに少しでも役に立ちたいという思いでのサービスです。『妊娠巻用のバラコンバンド』は、重い妊婦さんのお腹をささえ、動きが軽やかになり、日常生活がとても楽になります。
T.Tさんにもバンドの巻き方を実地に行い、巻いてもらいました。すると「体が楽に動けます。本当にこれをいただけるのですか？」と嬉しそうに言い、母娘さんともに帰宅されました。その日私は、T.Tさんの安産を確信しながら二人を見送ったのでした。

4日後、お母さんが定例の治療に来院され「昨日、娘が病院で検診を受け、逆子が直っていると言われ、正常分娩で出産することになりました。」と逆子解消の報告をして下さいました。「娘が帝王切開をしないで済むのは、足の具合が悪い私にとってもありがたいことです。お産の後のお世話もずいぶん楽でしょうから。」とお母さんは笑っていました。

それから2ヵ月ほどたち、「おかげさまで、初産なのに陣痛も長くなく、無事安産でした。」と男子出生を聞いたのは、秋の日差しの暖かい穏やかな午後でした。