乳児の治療
~先天性股関節脱臼 ミルクを吐く 片側だけ向いて寝る~
乳児の骨盤調整
(骨盤調整法による赤ちゃんの施術) |
当院では、首の据わる生後3ヶ月より、赤ちゃんの骨盤調整を行っております。
出産は母体だけでなく、赤ちゃんにとっても大仕事で、中には出産時に無理な力が加わって、骨格のどこかに歪みを持って生まれてくる赤ちゃんがいます。
『先天性股関節変形症』といった不自由な病はもとより、病気ではないとは言え、『寝るときに頭が片方にしか向かない』、『頻繁にミルクを吐く』といった赤ちゃん特有の現象も、骨盤調整をすると症状がおさまります。
骨盤調整法は、痛い治療ではありません。
生まれたお子さんに、何か気になることがありましたが、早めに一度、受療されることをお勧めします。
以下の体験談・症例報告は、実際に当院で治療をされた方のものです。
経過には、各々個人差がありますので、あくまでも参考にして下さい。
【頚椎の歪み】ミルクを吐いてしまう赤ちゃんの治療 (男児 0歳11ヶ月)
【頚椎の歪み】頭を片方に向けたままの赤ちゃんの治療 (男児 0歳3ヶ月)
【先天性股関節変形症 】生後5ヶ月からの治療で、見事に歩行開始
(女児 0歳)
ミルクを吐いてしまう赤ちゃんの治療
~頚椎の歪み~
B.Yちゃん (男児 0歳11ヶ月 乳児 埼玉県東松山市)
0歳児の赤ちゃんを持つ親御さんの心配事に、『ミルクの吐き出し』があります。
病気でも、風邪を引いて熱を出している訳でもないのに、ミルクや母乳を飲ませると、吐いたり、戻したりしてしまうという現象です。
医師から「放っておいても、自然に治ります」といわれていても、2,3日ならなんとかやり過ごせますが、4日経ち、5日となると、だんだんと心配になるものです。
B.Yちゃんのお父さんも、ある日持病の腰痛の治療を終えると、その相談をされたのでした。
「もうじき1歳になる息子がいるのですが、ここ数日ミルクを飲ませても頻繁に吐いて戻してしまうので、どこか具合の悪いところでもあるんだろうかと、心配しているのです。」
こうした場合も、骨盤を正し、首の骨の狂いを調整すると、吐き出しはすぐにおさまるものです。私は、いつでも連れてくるようにお話しました。
赤ちゃんがミルクや母乳を吐く原因は、お腹の横隔膜が、その下にある胃袋を押し上げて圧迫する為で、呑んだミルクが食道を逆流して口に戻り、吐き出すという仕組みです。その横隔膜を支配する横隔神経の出発点が、頚椎(首の骨)の5番目にあたるのですが、その部分が、横隔神経に不必要な刺激が伝わるようなズレ方をしていると、発育に必要なミルクまでも、横隔膜がペコペコ動いて、逆流させてしまうのです。
ですから頚椎5番のズレを調整すれば、逆流が止まり吐かなくなります。
そんな話を、B.Yちゃんのお父さんにもしましたところ、さっそくその場でご自宅へ電話をし、それから20分もしないうちに、お母さんに抱かれたかわいらしいB.Yちゃんが到着しました。
早速B.Yちゃんを見ますと、骨盤が右上方変位で、脊柱(背骨)もS字状に湾曲し、頚椎も部分的に少し右寄りになっておりましたので、うつ伏せに寝かせて、手の平で柔らかく軽い操作で骨盤と脊柱を正しました。最後の仕上げは、お母さんの膝の上で坐った姿勢をとってもらい、頚椎の調整を一瞬で行いました。
一瞬のことでしたが、びっくりしたB.Yちゃんは、ウッと顔を少し赤らめ、泣きそうな表情になりましたが、抱いていたお母さんの手がB.Yちゃんの背中を「よしよし、もう大丈夫よ。終わったのよ」とやさしくあやし、私も目の前で風船を膨らませて渡してあげると、すっかりご機嫌も直ったのでした。
翌日、腰の治療に見えたお父さんに、B.Yちゃんの様子を伺うと、「治療をしていただいた後は、ミルクを戻さなくなりました! 家内も先生にくれぐれもお礼をと、喜んでいます。」と嬉しそうに、話してくれました。
治療師にとっても、うれしい瞬間です。
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日本指圧協会会員 世田谷 佐々木骨盤調整院
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