歯軋り
~大人の歯ぎしり 食い縛り ~
歯軋りの原因
(骨盤調整法による歯ぎしりの施術) |
歯ぎしりの真因は、下顎骨の変位です。昼間は、会話や食事で口を動かしていますから、さほど気になりませんが、睡眠状態に入ると、口筋の詰まりが呼吸を圧迫してきます。そこで、苦し紛れに口で息をして、筋肉の詰まりを少しでも和らげようとして、無意識のうちに歯をかみ合わせるのです。
骨盤調整法での歯軋りの治療法
下顎骨の変位は、頚椎が横にズレることでもたらされます。さらに、その頚椎の変位は、そもそも骨盤の仙腸関節のズレによっておきています。骨盤調整法で、骨盤を正しく矯正し、そのうえで頚椎を正し、下顎骨も正しますと、歯ぎしりは3回も治療すればおさまります。
(「体の疲れをとる本」 五味雅吉著 より)
以下の体験談・症例報告は、実際に当院で治療をされた方のものです。
経過には、各々個人差がありますので、あくまでも参考にして下さい。
【歯軋り】20年来の歯ぎしりも、1回で解消 (男性 61歳)
【歯軋り・食いしばり 】夜の歯軋りと、無意識の『気張り顔』を解消 (男性 36歳)
【顎関節症・耳鳴り】歯ぎしり用のマウスピースが不要になった (女性 19歳)
歯ぎしり用のマウスピースが不要になった
~顎関節症・耳鳴り~
I・Mさん(女性 19歳 大学受験準備中 埼玉県東松山市)
I・Mさんは、7歳のとき「身体が固く、肩凝りで遠視」というので、お母さんに連れられて来院されました。お母さんはお菓子作りの先生で、愛情たっぷりの手作りおやつで育ったせいか、穏やかで、周りにいる人達まで和ませるようなおっとりとした女の子でした。
10年ほどたったある日、立派に成長し、美しいお嬢さんになったI・Mさんが、再び来院されました。
「おかげ様で、あれ以来、元気にやってこられたのですが、3日前から耳鳴りがするのです。」耳治療の依頼でしたが、3日前からのものならば、それほど時間が掛からずよくなるだろうと、早速施術を致しました。それから、家でできる耳マッサージ(ひっぱったり、揉んだりする耳の手入れ方法)も、お教えしました。
施術が終わり、「耳の周りが楽になりました。」と立ち上がりかけたI・Mさんでしたが、ちょっとためらった後「実は、しばらく前から歯ぎしりをするようになったんです。それで、昨日歯科へ行きましたら医師に、顎関節症と言われました...。昨夜から、口にマウスピースを入れて寝るようになったのです。」
こんな若いお嬢さんに毎晩マウスピースをさせるとは・・・、と思わず唖然とした思いになりながら、「大丈夫です。歯ぎしりの治療もして差し上げましょう。」と、もう一度I・Mさんに、仰向けに寝てもらい、下顎の調整を施しました。
そして、「歯ぎしりは、もうしない筈ですから、安心しておやすみなさい。」とI・Mさんを見送りました。
歯ぎしりは、人に指摘されて初めて分かるのですが、I・Mさんも、自分ではまるっきり覚えのないことで、皆に迷惑をかけていたとは夢にも思わなかったそうです。ただ、ご両親やお姉さんは、「歯が欠ける程ギリギリと音を立てて寝ていた」「うるさい反面、なんとか治してやれないものかと心配していた」そうです。
2週間後、再来院したI・Mさんは、「耳鳴りもほとんどなくなり、歯ぎしりもあれ以来1回もしなくなりました。これで、お友達とも安心して旅行に行けそうです。」とうれしそうでした。
その日は、I・Mさんのご希望で、念のため、もう一度治療をし、全快したのでした。
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